G-SHOCK MR-G
MR-G:Majesty+Reality=「風格ある本物のG-SHOCK」として、現存するカシオの時計製造技術の粋を集めた最高峰モデルシリーズです。
大人が着けられる、フルメタルを纏ったG-SHOCK
G-SHOCKの生みの親が作り出す、新たなG-SHOCK
1990年代当時、若者を中心に人気を博したG-SHOCK。G-SHOCKの生みの親であり、開発者である伊部菊雄氏は、
「いつまでもG-SHOCKファンでいて欲しい」 「大人になってもG-SHOCKを着けて欲しい」という思いのもと、1994年に新たなG-SHOCKの開発をスタートさせました。 コンセプトは「大人が着けられる、フルメタルを纏ったG-SHOCK」。
フルメタルへのこだわり
困難を極めた開発
もともと「落としても壊れない頑丈な時計」として開発されたG-SHOCKですが、「ゴムボールの中では衝撃は伝わらない」という発想から、「ウレタン素材のケースが衝撃の分散をおこなう構造」(コアテクノロジー)を使うことが前提となっていました。金属製ケースでは同様の構造では効果が得られず、開発は困難を極めたそうです。
車のバンパーがヒントに
難航する開発途上で「衝撃を吸収する車のバンパーから着想」を得て、ケースを形作る構造から変えようという発想が生まれました。
そこからベゼルパーツとケースを別部品として、間に緩衝材を挟み込む衝撃を吸収する構造である『バンパープロテクション構造(※)』が誕生したのです。
※バンパープロテクション構造とは:最も衝撃を受けやすいベゼルを別部品にして、ベゼルとケースの間に衝撃吸収材を入れ、フロントガラスに使われている気密性の高いパッキンをL字型にすることで、ベゼルとガラスの間にクッション性を持たせるという構造。
2年の歳月を経て完成
こうしてMR-Gの各モデルの構造の礎が出来上がり、G-SHOCKのタフさと大人にふさわしい美しさを備えた、最高峰G-SHOCK初のフルメタルモデル「MRG-100」がリリース。
開発開始の1994年から1996年のリリースまで約2年を要しました。
以降のMR-Gシリーズは、新作モデルがリリースされるごとに技術革新によりその都度進化し、今なお進化を続けています。
MR-Gシリーズ共通の特徴
日本らしさの追求
「究極のものづくり」をテーマとし独創性を持ち続けるため、妥協のないこだわりが込められています。
そのこだわりは『世界を舞台にMR-Gを広めたい』という想いのもと、日本国内メーカーであるカシオとして、メイドインジャパンの商品を提供する上で『日本らしさを追求したい』、腕時計自体が、工業製品でありながら手仕事の様相があるため『熟練の職人技をデザインに落とし込みたい』という観点から、シリーズ各モデルに『構造とデザイン』を大枠としてデザインコンセプトを掲げています。
構造
『フルメタルへの挑戦』とMR-G専用に『構造とデザイン』を軸に開発された構造。 樹脂の耐衝撃構造をフルメタル化するためMR-Gは様々な技術を使用、耐衝撃性能をキープしたまま、より完成度の高い機能美を追求しています。
各シリーズ毎に独自の構造を開発・採用。衝撃吸収・分散の観点から、モデル1つ1つのパーツ数は多くなり複雑な構造となっております。(マルチガードストラクチャー、クラッドガード構造など。)
デザイン
『伝統と革新』『CMFデザイン』
カラー(COLOR) / 素材(MATERIAL) / 仕上げ(FINISH)の3つの観点から各頭文字を取って『CMFデザイン』として各モデルに特徴づけられています。
カラー (COLOR)
『日本らしさを追求』から、日本の伝統色・構造を採用。
G-SHOCKの頑健さを強調する上で、親和性のある『日本甲冑』のイメージからカラー名称にちなんでいるモデルがあります(赤備え、勝色など)。また、独自構造で美しさと機能性を併せ持つモデルも存在します(木組)。
いずれもG-SHOCK独自の雰囲気を崩すことなく、「最上級」を演出する色とレイアウト選定で「上品さを持つG-SHOCK」として腕元を彩ります。
素材 (MATERIAL)
基本的には軽量で錆に強く、肌に優しいチタン素材が用いられており、あえて手間のかかる加工に挑み、ステンレスにはない上質さを追求しています。
また、腕時計の部位・モデルごとに異なる素材を使用しております。(64チタン、DAT55G、コバリオンなど)
仕上げ (FINISH)
G-SHOCKならではの堅牢性をより高める表面処理(二重硬化処理、チタンカーバイト処理など)と、美しさを両立するため最高峰の研磨技術である「ザラツ研磨」をあえて難易度が高いチタン素材で行っております。
技術と経験を両立させた職人が労力を惜しまず力を注ぎ、力強いシャープさと美しさを両立した仕上がりとなっています。
MR-Gと山形カシオ
メイドイン山形の一貫製造
MR-Gは、パーツの製造から組み立てまでを一貫して行う「山形カシオ」で、ひとつひとつ丁寧に作られています。 高度な開発・生産技術と先進の設備環境のもと、細部にまでこだわったハイクオリティなプロダクトの1つです。
製造は完全に山形カシオの工場内で一貫して行われており、カシオ計算機と共同開発した”製造用の自動機”から製造されています。その精密な自動機による時計のムーブメントの製造、それを構成する精密部品、時計外装部品も金型設計から生産まで社内で行い、一貫生産型のスタイルを実現しています。その精度はなんと1/1000mm。極小パーツの生産を可能にし、一つの素材に対して多彩な質感を持たせることを可能としている技術です。
職人によるザラツ研磨
オートメーション技術のほか、パーツの1つ1つにしっかりとザラツ研磨を行う作業は職人による手作業にて行っております。研磨剤のついた回転盤にケースを押し当てながら、目視と指先の感覚のみを頼りに表面を磨き整えていきます。MR-Gは複雑なパーツ構成である中、パーツのつなぎ目は直線であることが必要です。
熟練の職人技が成せる仕上がり
「行うほど丸みを帯びてくる」とされる研磨を直線的にエッジを利かせて行うことはザラツ研磨の中でもその技術が最も大きく表れるそうです。ゆがみのない美しい鏡面を作り出し、堅牢性と美しさを併せ持つケースを構成するパーツは、熟練の職人技から作り上げられます。
プレミアムプロダクションライン
組み立ては、山形カシオのハイエンド専用ライン「プレミアムプロダクションライン」で行っております。定期的な試験をパスしていること、リアルタイムで検査される組み立て精度を高いレベルで維持していることを条件としたライセンスを持つ、高度な技術と感性を誇る『技能認定作業メダリスト』により、妥協を許さない熟練の技と感性を駆使したものづくりとして完成しております。
山形から世界へ
MR-Gは先進のオートメーション製造技術と熟練の技術、洗練された感性・技術を掛け合わせて初めて完成するシリーズとなります。山形カシオではMR-Gをはじめとするハイエンドモデル群の製造とそれらを作り上げ、その中で培った技術・ノウハウの発信を世界にあるのカシオ製造工場へ発信しています。世界にとどろくG-SHOCKの技術は、山形県東根市より発信されているのです。
あなたに常に寄り添う1本となりえるMR-G
シーンに合わせたG-SHOCKを
『G-SHOCK』であることはそのままに、随所に赴きと工夫をデザインで表現した「風格ある本物」であるMR-Gは、その品格あるデザインから、ビジネスシーンやフォーマルシーンでも着用できるモデルも多々存在します。
また、G-SHOCKである故のタフな使用に耐えうる頑健さのほか、電池交換が不要なタフソーラー機能・自動の時刻修正を行う電波受信・時計管理をスマートフォンと連動できるモバイルリンク機能など、時計を使う上での煩わしさを排したユーザビリティを重視したモジュールが備わっております。
デザイン性、時計機能を兼ね備え、プライベートシーンに留まらない使用ができるMR-G。『大人が着けられる、フルメタルを纏ったG-SHOCK』として日々を彩る1本にしてみませんか?
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