山形カシオ工場見学レポート

「新光堂スタッフ山形カシオ工場見学へ行ってきました」2022.6.24

このサイト〈SHINKODO WATCH Online Store〉を開設するにあたり、取扱ブランドのひとつであるCASIOさんが、プレミアムプロダクションライン（MR-G・OCEANUSの製造拠点）の工場見学をさせてくださるということで、当店の隣接市・山形県東根市にある山形カシオへ行ってきました！

CASIOの最先端な技術力を身に染みて感じることができ、とても貴重な体験でした。
 
ちなみに生産拠点がある山形県内でG-SHOCK最高峰モデルであるMR-Gの取り扱いがある店舗は弊社のみです！

   
 

---

「山形が誇る時計製造マイスター」

山形カシオはカシオグループの生産の核拠点として、技術・工程・仕上げに妥協なくこだわる高品質なものづくりを追及している国内唯一の工場です。

他にもカシオの工場は中国やタイにもありますが部品の金型設計から時計製造に至るまですべてを行えるのは、こちらの山形カシオ工場だけとのことでした。

山形カシオ工場の従業員数は約600人とのことですが、今回見学させていただいたプレミアムプロダクションラインは、一年ごとに特別な試験に合格した選ばれし技術者の方が時計製造、精度検査、最終チェックをしていました。





プレミアムプロダクションラインの中で時計製造をしている技術者の中にもランクがあり、上位３つのランクであるマイスター、プラチナメダリスト、ゴールドメダリストの方で約40人いらっしゃいます。
 
その中でもマイスターは時計修理技能士の国家資格を持った人だけがその試験を受ける資格を与えられるというとても狭き門です。

しかも称号を与えられた約40人の技術者は、ほとんどが女性！しかもなんと、山形県民だそうです！
 てっきり全国から選りすぐりの技術者が集まっていると思っていたのでびっくりしました。

私たち見学者が来たらわざわざお忙しい手を止めて、皆さんで息をそろえて深々とお辞儀をしてくださいました。

そんな姿にとても感動しました、、
 
あの高性能な時計たちを作っていて、努力家で繊細な作業を一日中行いながらも行き届いた配慮。

さすがCASIO最高峰の時計を製造する方々です。

本当に山形の誇りですね(^^)

そんな技術者の方が作業をしている製造ラインの一室はなんと、上から見るとG-SHOCKの「G」の形をしているなんていうトリビアチックな情報も入手しました！

製造ラインと言って想像するのは、ベルトコンベアで製品が流れているものをよくテレビなどで目にしますが、Gの製造ラインは技術者がそれぞれの工程に合わせて配置するんです！



製造ラインの工程：
1.モジュール組み立て　
2.ソーラーパネル/文字盤取り付け　
3.針圧入
4.針位置・角度調整
（秒針をはじめ、各針の位置・角度合わせに拡大モニターを活用。プラチナメダリストの研ぎ澄まされた目で角度の位置合わせを行います。）
5.針高さ調整
（マクロレンズを使用したモニターで全方向から針の高さや反りを確認。専用の工具を使って、各針が平行になるよう修正作業を行います。）
6.インデックスとともにケース封入/裏蓋装着

 

---

「CASIOの歴史や最先端の技術を学ぶことができる豊富な展示スペース」

見学スペースには、山形カシオの歴史や歴代CASIO時計の展示、CASIOの技術力の高さを体験できる展示などがありました。


左：メインプレート、輪列受け　中：ギア（大）ф約2mm、ギア（小）ф約0.6mm、軸ф約0.2mm　右：ローター


米粒より小さい部品も作っていて、しかもなんとCASIOがその部品を製造する機械も開発しているそうです。
こんなにたくさんの小さい部品が組み合わさってできているなんて、技術と手間と努力の結晶ですね。


ちなみにMR-Gの製造工程がこちらです！

左：ムーブメント　1.モジュール組み立て　2.ソーラーパネル/文字盤取り付け



3.針圧入　4.針位置・角度調整　


5.針高さ調整　　右：インデックスとともにケース封入/裏蓋装着


Gのラインを見学したときはちょうど針の高さを調整しているところなどを拝見することができました。

位置の基準も、山形カシオ規定で通常よりも厳しいのでその範囲内におさめるのは本当に職人技ですね。




水の中に展示されているG-SHOCKもばっちり動いてました！さすがの防水性です！


また、耐久性を証明する検査機械はG-SHOCKを凄まじい勢いで叩きつけるものでした、、
目で追えないほどの速さ、、、



こちらはG-SHOCK最上級ライン「MR-G」の、日本の伝統色「勝色（かちいろ）」をデザインに落とし込んだモデルの文字盤です。

弊社では一番人気の「MR-G」です！
MRG-B2000B-1AJR

こちらの文字盤にも山形カシオのナノ加工技術を活用することで外周部の扇/屏風模様が表現されています。
他にも山形カシオ独自の技術が盛り込まれていて、こだわりをもって作られている製品だということを再認識しました！
時計技術の最先端がここ山形にあるなんて本当にすごいですよね！

 

---

まとめ

今回の工場見学を通して、新光堂で取り扱っている商品はとても素晴らしいものだということを改めて実感しました。
しっかりとその素晴らしさをお客様にお伝えし、より多くの人に愛用していただきたいと思いました。
 
これからもMR-Gはじめ、なかなか一般の店舗では手に入らない限定モデルをメインに皆様へ特別な情報をお届けしていきます。
 
山形カシオ、プレミアムプロダクションラインで作られている商品はこちらからご覧ください。

山形カシオさんのかっこいいプロモーション映像もどうぞ！
最後まで読んでいただきありがとうございました。


SHINKODO WATCH Online Store
大原

---