電波腕時計の注意点【状況と対策5選】

2025/06/05更新

こんにちは!SHINKODO WATCH Online Storeです。電波腕時計は、電波で時刻を自動補正してくれる便利な時計であり、標準電波によって公共の機関と時間をリンクできる使用には安心感があります。(※詳しくはブログ:「電波時計の仕組みとメリット【標準電波とは何か?】」をご覧ください。)そんな便利な電波腕時計ですが正しく使うためにはいくつかの注意点があります。以下に主なポイントとその対策まとめます。(電波置時計なども同様です)

・受信しずらい環境・状態で活動している


電波時計の設置場所と標準電波送信所の間に電波を遮蔽してしまう環境では電波が届きにくくなります。具体的には…

・鉄筋コンクリートの建物内、高層ビル街
・送電線や鉄道の近く
・地下
・山間部


など地形的に標準電波の遮蔽が原因あたります。

また、遮蔽物のなさそうな環境でも、

・サッシの近く
・金属製ブラインド、金網入りガラス窓の近く

など、金属製の建具の近くに電波時計を設置しても受信しずらくなります。

雷雨や大雨などの悪天候で受信がしずらい状況になることもあります。

→対策:
・基本的に最初は電波時計の設置場所を見直してみることをおすすめします。
ご自身の電波時計の設置場所から標準電波送信所の方角をチェックしてみましょう。(東日本:福島県、西日本:佐賀県)上記の遮蔽物があるのなら設置場所の変更をご検討ください。
・上記の環境で、長期間の活動をしている場合・定期的な受信タイミングを設ける必要があります。(休日中に電波受信をしておくなど)
電波が届かない状況では、クォーツ腕時計としての精度(月差レベルのズレ)になるモデルが多いです。半月に1回は受信をしておきたいところです。
・自動で受信できない場合は、手動で電波を受信する機能を使いましょう。説明書に従って操作すれば、場所やタイミングを選んで受信できます。


・家電の近くは注意


テレビ、PC、スマホ、電子レンジなどの電子機器は電波干渉を起こす可能性があるため、近くでは受信しにくくなります。
また、電子機器のスピーカーの類は磁気を発するため、特に針のモデルは磁気帯びによる時刻の狂いに注意が必要です。

→対策:
基本的には家電から距離を置いて保管する必要があります。磁気帯びを目安にするとすれば、最低10cm以上は離しておきましょう。寝る前などに、スマホと一緒に腕時計を保管している習慣などがある人は特に注意が必要です。

・海外では受信できないことも


日本の電波(40kHz・60kHz)は日本国内限定。海外では電波を受信できない場合があります。
一部のモデルは「マルチバンド(多局受信)」対応で、アメリカ、ドイツ、中国などの電波にも対応していますが、すべての地域では使えない点に注意が必要です。

→対策:
クォーツ腕時計(月差レベルのズレ)として使う形になります。月単位の海外出張などで国を跨いで生活する方は、GPS受信・Bluetoothでスマホとリンクするモデルもご検討いただいた方が良いかもしれません。



・金属ベルトやケースが受信感度に影響することも


特にフルメタル製の時計や、裏蓋が金属のモデルは、受信アンテナとの関係で電波を拾いにくいことがあります。

→対策:
受信時には文字盤を上にして、できるだけ電波の届きやすい位置に置くことが効果的です。

・電池・ソーラーの残量に注意


基本的に電池残量が減ってくると電波受信が不安定になります。(電池残量が少ない場合の挙動はこちらの記事:「ソーラー腕時計の魅力とメリット【メーカー別比較も網羅】」をご参照ください)

→対策:
電池式の場合、電池交換を行いましょう。ソーラー式の場合は、定期的に光に当てて充電を心がけましょう。

・まとめ

今回は電波時計の注意点についてまとめました。ご自身の電波時計の状態のご参考にしてみてくださいね。


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