こんにちは!時計が好きでたまらない、SHINKODO WATCH Online Storeのブログ担当です。
腕時計を見ていると、ふと思うことがあります。
同じケース、同じムーブメントを使っていても、文字盤の色やベゼルの素材が変わるだけで、時計のキャラクターは驚くほど変化する。
だから時計選びは面白いんですよね。
今回ご紹介するのは、セイコー アストロン「ネクスター」の新色、HAB007J。

2026年10月9日に発売された本モデルは、ネクスターとして初めてグレーセラミックスを採用したGPSソーラーウオッチです。
搭載するムーブメントは、あの高性能なキャリバー5X83。つまり、時計の中身は本格派です。
しかし、今回注目したいのは、スペックだけではありません。
私がこの時計を見て、まず感じたのは「これはスーツに合わせたくなるアストロンだ!」ということ。
ネクスターらしい先進性やスポーティーな雰囲気はしっかり残しながら、グレーという色が加わることで、ぐっと落ち着いた印象に仕上がっているんです。

今回は、従来モデルのSBXC181との比較や、改めて知っておきたいGPSソーラーの魅力も交えながら、HAB007Jを掘り下げていきます。
1. グレーセラミックスが生み出す、絶妙な大人っぽさ
まずは、HAB007Jのデザインから。
本モデルの大きな特徴は、ベゼルやブレスレットの中駒、りゅうずトップに採用されたグレーセラミックスです。
セイコー アストロンとして初めて開発・採用されたカラーで、これまでのネクスターとはひと味違う表情を生み出しています。
青からグレーへ。印象はこんなに変わる!

以前のネクスターで印象的だったのが、ブルーセラミックスを採用したSBXC181。
ブルーとホワイトシルバーの組み合わせが爽やかで、スポーティーな魅力が際立つモデルです。
一方、今回のHAB007Jはグレーセラミックスとホワイトシルバーの組み合わせ。
この違いが、実に面白いんです。
ブルーは、時計の存在感を積極的に楽しむ色。
対してグレーは、主張しすぎず、それでいて質感の良さをしっかり伝えてくれる色だと感じます。
もちろん、HAB007Jもクロノグラフを備えたスポーティーな時計です。決してドレスウオッチのようなデザインではありません。
それでも、グレーセラミックスの落ち着いた光沢によって、スポーティーさが少し和らぎ、洗練された印象が強まっています。
個人的には、この変化がたまりません。
休日のカジュアルスタイルにはもちろん、ジャケットやスーツにも合わせやすそうな雰囲気があるんです。
「高機能なスポーツウオッチが欲しい。でも、仕事でも違和感なく使いたい」
そんな方には、ぜひ注目していただきたいカラーリングです。
光の当たり方で表情が変わる、異素材の組み合わせ
時計好きとして、もうひとつ注目してほしいのが素材の組み合わせです。
HAB007Jは、軽量な純チタンのケース・ブレスレットに、艶やかなグレーセラミックスを組み合わせています。

チタンの落ち着いた質感と、セラミックスの滑らかな光沢。
同じグレー系の色味でも、素材が違えば光の反射も異なります。
この質感のコントラストが、時計全体に奥行きを生み出しているんですね。
さらに、ベゼル外周やりゅうずにはメタリックなパーツを配置。
ベゼルの飾り縁には、文字盤の12か所のインデックスに合わせた溝加工も施されています。
こうした細部を見ると、単に色を変えただけの新色ではないことが分かります。
近未来的なデザインの中に、素材の質感を楽しむ要素がしっかり詰まっているんです。
そして、文字盤にも注目。
グレーの文字盤にはストライプパターンが施され、光の加減によって立体的な表情を楽しめます。
派手な色で目を引くのではなく、質感とディテールで魅せる。
HAB007Jは、そんな時計だと思います。
2. SBXC181とHAB007J、どちらを選ぶ?
ここで、従来モデルのSBXC181と比較してみましょう。
どちらもGPSソーラーを搭載した「ネクスター GPSソーラー デュアルタイム・クロノグラフ」で、ムーブメントにはキャリバー5X83を採用しています。
基本性能が共通しているからこそ、選ぶ際にはデザインの違いが大切になってきます。
| 比較項目 | HAB007J | SBXC181 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | 330,000円 | 330,000円 |
| 発売 | 2026年10月 | 既存モデル |
| ケース素材 | 純チタン | 純チタン |
| ベゼル素材 | セラミックス・アルミニウム | セラミックス・純チタン |
| セラミックスの色 | グレー | ブルー |
| 文字盤 | グレー・ストライプパターン | ブルーとホワイトシルバーのコントラスト |
| ムーブメント | Cal.5X83 | Cal.5X83 |
| 駆動方式 | ソーラーGPS衛星電波修正 | ソーラーGPS衛星電波修正 |
| ケースサイズ | 43.2mm | 43.3mm |
| 厚さ | 13.4mm | 13.4mm |
| 重さ | 123g | 123g |
| 防水性能 | 10気圧防水 | 10気圧防水 |
※仕様はセイコーウオッチ公式サイトの製品情報に基づきます。
◆爽やかさとスポーティーさなら、SBXC181

SBXC181の魅力は、やはりブルーセラミックスが生み出す爽やかさ。
ブルーとホワイトシルバーのコントラストが効いており、腕元を明るく、アクティブに演出してくれます。
時計の存在感をしっかり楽しみたい方や、休日のカジュアルスタイルを中心に使いたい方には、こちらが魅力的に映るのではないでしょうか。
ネクスターらしい先進的なデザインを、色でも楽しめる一本です。
◆落ち着きと上質感なら、HAB007J

一方、HAB007Jはグレーセラミックスとグレーダイヤルによって、全体の色調がまとまっています。
この統一感が、私のお気に入りポイント。
クロノグラフを搭載した立体的なデザインはそのままに、色の主張を抑えることで、腕元がすっきりと見える印象です。
スーツやジャケットと合わせるなら、個人的にはHAB007Jに惹かれます。
ビジネスシーンでは悪目立ちせず、休日にはスポーティーな時計として楽しめる。
オンとオフを一本でカバーしたい方にとって、うれしい選択肢ではないでしょうか。
なお、色の印象やスーツとの相性は、スーツの色や生地、着用するシーンによっても変わります。ぜひ実物を腕に載せて、その雰囲気を確かめていただきたいですね。
3. そもそもGPSソーラーって何がすごいの?
ここからは、時計好きとしてぜひ語っておきたい、アストロンの心臓部について。
HAB007Jに搭載されているのは、セイコーのGPSソーラーウオッチを代表する高性能ムーブメント、キャリバー5X83です。
「GPSソーラーは便利そうだけれど、普通の電波ソーラーとは何が違うの?」
そう感じている方もいらっしゃると思います。
実は、この違いを知るとアストロンの魅力がぐっと深まります。
GPS衛星から時刻情報を受信する
一般的な電波ソーラーウオッチは、地上の標準電波送信所から発信される電波を受信して時刻を修正します。
一方、GPSソーラーウオッチは、上空を周回するGPS衛星から時刻情報を受信します。
衛星から得られる情報を使って、正確な時刻に合わせることができるのです。
さらに、アストロンはGPS衛星から位置情報を取得することで、現在地のタイムゾーンを特定し、現地時刻を表示する機能も備えています。
これが、海外へ出かける機会の多い方にとって大きな魅力。
例えば、日本から海外へ移動したとき。
現地の時刻に合わせるために、時差を調べて針を操作する……という手間を減らせます。
アストロンなら、操作ひとつで時刻を合わせられるのが便利なところです。
※GPS衛星からの受信には、屋外など衛星電波を受信できる環境が必要です。また、時刻情報のみを受信する操作と、位置情報を取得してタイムゾーンを修正する操作では、条件や手順が異なります。
ソーラー充電だから、電池交換の手間も軽減
そして、もうひとつの魅力がソーラー充電です。
文字盤で光を受け、その光エネルギーを電気に変換して時計を動かします。
HAB007Jは、フル充電で約6か月間駆動。
さらに、一定時間操作や光がない状態が続いたときに消費電力を抑えるパワーセーブ機能も備えており、パワーセーブ時の駆動期間は約2年です。
もちろん、実際の駆動期間は充電状態や使用状況によって変わります。
それでも、日常的に光を受ける環境で使うことで、定期的な電池交換の手間を減らせるのは大きなメリットです。
機械式時計には、ゼンマイがほどける力で針を動かす魅力があります。
一方、GPSソーラーには、光で動き、衛星から時刻を取得するという、現代の技術が凝縮された魅力があります。
どちらが優れているという話ではなく、時計の面白さにはいろいろな方向があるということ。
アストロンは、その中でも「時刻を知る道具」をここまで進化させられるのか、と感心させてくれる存在です。
キャリバー5X83は、時刻を合わせるだけじゃない!
HAB007Jに搭載されるキャリバー5X83は、GPSによる時刻修正に加え、クロノグラフやデュアルタイム表示など、多彩な機能を備えています。
主な機能を見てみましょう。
✅1/20秒計測のストップウオッチ
最大12時間まで計測可能なストップウオッチを搭載。
1/20秒単位で計測できるのは、クロノグラフ好きとしてうれしいポイントです。
文字盤の複数の針やサブダイヤルが機能的に配置されているのも、機能を知るとさらに面白く見えてきます。
✅デュアルタイム表示
異なる2つの地域の時刻を表示できます。
海外とのやり取りが多い方や、海外旅行を楽しむ方には便利な機能です。
✅38タイムゾーン対応のワールドタイム
世界38のタイムゾーンに対応。
海外へ出かけた際も、現地の時刻に合わせやすい設計になっています。
✅パーペチュアルカレンダー
日付を自動で調整し、2100年2月28日までカレンダーを修正する必要がありません。
細かな操作の手間を減らしてくれる、実用的な機能です。
さらに、針位置自動修正機能も搭載。
強い衝撃などによって針の位置がずれた場合でも、針の位置を検出して補正する仕組みを備えています。
こうした機能を知れば知るほど、HAB007Jが単に見た目のかっこいい時計ではないことが伝わってきます。
デザインに惚れて、機能を知って、さらに好きになる。
時計選びって、こういうところが楽しいんですよね。
4. HAB007Jのスペックをチェック!
ここまで読んで、具体的な仕様が気になってきた方のために、主要スペックをまとめました。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ブランド | セイコー アストロン |
| シリーズ | ネクスター |
| 品番 | HAB007J |
| 価格 | 330,000円(税込)※2026.10.9現在 |
| ムーブメント | キャリバー5X83 |
| 駆動方式 | ソーラーGPS衛星電波修正 |
| 精度 | 非受信時平均月差±15秒 |
| 駆動期間 | フル充電時約6か月/パワーセーブ時約2年 |
| ケース素材 | 純チタン |
| ベゼル素材 | セラミックス・アルミニウム |
| ケースサイズ | 縦49.5mm×横43.2mm |
| ケース厚さ | 13.4mm |
| ガラス | デュアルカーブサファイアガラス |
| ガラスコーティング | スーパークリア コーティング |
| 防水性能 | 10気圧防水 |
| 重さ | 123g |
| 主な機能 | GPS時刻修正、ワールドタイム、デュアルタイム、ストップウオッチ、パーペチュアルカレンダー、パワーセーブ、針位置自動修正など |
※仕様はメーカー公表値です。最新情報は公式製品ページをご確認ください。
個人的に注目したいのは、ケースサイズと重量のバランスです。
横幅は43.2mmと、腕元でしっかり存在感を楽しめるサイズ。
それでいて、純チタンを採用することで、重量は123gに抑えられています。
もちろん、腕の太さや時計の好みによって着用感は異なりますが、存在感のある時計を選びたい一方で、重さも気になるという方には注目していただきたい仕様です。
また、ガラスにはスーパークリア コーティングを施したデュアルカーブサファイアガラスを採用。
文字盤の視認性にも配慮されています。
時計は、時間を確認するたびに目に入るもの。
だからこそ、デザインだけでなく、日常の使いやすさまで考えられていることが大切なんです。
5. HAB007Jは、こんな方におすすめしたい!
ここまでの魅力を踏まえて、HAB007Jをおすすめしたい方をまとめます。
① スーツにも合わせやすいスポーツウオッチを探している方
今回、私が最もおすすめしたいのがこのタイプ。
機能的なクロノグラフや立体的なケースデザインは好きだけれど、色の主張が強すぎる時計は少し苦手。
そんな方に、グレーセラミックスの落ち着いた雰囲気が響くのではないでしょうか。
ネクスターらしいスポーティーさを楽しみながら、ビジネススタイルにも取り入れやすい。
仕事と休日の両方で使う時計を探している方に、ぜひ検討していただきたい一本です。
② 海外出張や旅行が多い方
GPS衛星から時刻情報を受信し、現在地のタイムゾーンに合わせられる機能は、海外へ行く機会が多い方にとって心強い味方です。
さらに、デュアルタイム表示やワールドタイムにも対応。
複数の地域の時刻を把握したい方にも便利です。
機能が豊富なだけでなく、操作の手間を減らしてくれること。
これこそ、実用時計としてのアストロンの大きな魅力です。
③ 電池交換の手間を減らし、長く使いたい方
ソーラー充電にGPSによる時刻修正。
日常使いでの利便性を重視する方には、うれしい組み合わせです。
時計は、買った瞬間だけでなく、毎日使い続けることで満足感が深まるもの。
使うたびに時刻を合わせる手間を減らし、光で動き続けるという機能性は、忙しい毎日の中でも頼もしい存在になってくれるはずです。
なお、ソーラー時計も定期的な点検や必要に応じたメンテナンスは大切です。長く愛用するためにも、適切なお手入れを心がけましょう。
④ 時計の機能もデザインも妥協したくない方
HAB007Jは、見た目だけで選ぶ時計ではありません。
GPS衛星電波修正、デュアルタイム、ワールドタイム、1/20秒計測のクロノグラフ。
日常の便利さと、機械としての面白さを同時に楽しめる一本です。
時計が好きな方なら、使いながら新しい発見があるはず。
「この機能はどうやって使うんだろう?」
「この針は何を表示しているんだろう?」
そんなふうに、時計を知る楽しみまで味わいたい方におすすめです。
6. まとめ|新しいグレーが、ネクスターの魅力を広げる
今回のHAB007Jは、ネクスターに新しい選択肢を加えてくれるモデルだと思います。
ブルーセラミックスを採用したSBXC181が、爽やかさとスポーティーさを魅力としているのに対し、HAB007Jはグレーセラミックスによって、落ち着きと上質感を際立たせています。
もちろん、基本となるGPSソーラーの性能やキャリバー5X83の多彩な機能は共通。
だからこそ、選ぶときには「どんな服装に合わせたいか」「どんなシーンで使いたいか」を考えてみるのがおすすめです。
私なら、スーツやジャケットに合わせて使う一本として、HAB007Jを選びたくなります。
仕事ではスマートに、休日にはスポーティーに。
グレーという色が、その両方を自然につないでくれそうだからです。
時計好きとしては、グレーセラミックスの光沢や、文字盤のストライプパターンをぜひ実物で確かめていただきたいところ。
写真では伝わりきらない、素材の質感や光の表情があるはずです。
機能に惚れるか、デザインに惚れるか。それとも、両方か。
セイコー アストロン ネクスター HAB007J。
毎日身に着ける時計だからこそ、使いやすさも、眺めたくなる美しさも、どちらも大切にしたい。
そんな方に、ぜひチェックしていただきたい新色です。
新光堂では、腕時計選びのご相談も承っております。
「SBXC181とどちらが自分に合うだろう?」
「スーツに合わせたときの雰囲気が気になる」
「GPSソーラーの使い方を詳しく知りたい」
そんな疑問がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
これから長く付き合っていく一本だからこそ、納得できる時計選びをお手伝いできればうれしく思います。
