「スマホがあるから、時計はいらない」
そんな声をよく耳にします。

確かに、時間を知るだけならスマホで十分なのかもしれません。
でも、それでもあえて腕時計を身につける女性には、どんな理由があるのでしょうか…
本日は“女性の腕時計事情”についてあくまで“筆者独自の考え”を述べてみたいと思いますので、どうぞゆる~くご覧いただけたら幸いです♡

まず私個人の話をしますと…
腕時計というと10代のころや20代になったばかりのころから、ファッションの一部として、雑貨屋さんで買うような1,000円~2,000円程の時計を着けていたこともあります。
当時は特に思い入れや特別なこだわりを持って選んだというよりは、「目についたカッコいい時計で、尚且つファッション性が好みで、自分の財布で買えるもの。」のような感じで買っていたと思います。

デザインはどちらかというとゴツっとした大振りな見た目が好みで、機能性などは全く記憶にございません(笑)
時間も見れるし、見た目のアクセントもあるし当時はファッションの一部として、気に入って着けていたのでそれでよかったのです。
ところがあれから十数年。
あの時気に入って着けていた時計は、今どこにいってしまったのでしょう…。
ひとつはベルトが壊れて着けなくなってしまったのは覚えています。
もう一つは、今どこにあるのかまったく覚えていないのです。
もちろんこれは私の性格上ということもあるかもしれませんが…(笑)
皆さまはどうでしょうか。
ところがそんな私もこのお仕事も長くなり、30代後半(小声)ともなってくると
「物の選び方や買い方」というのを考えるようになりました。
きちんとした腕時計は、若い頃に買っていたものよりもずっと高価です。
買う勇気は必要でしたが、いざ「一生物」という思いで心に決めじっくりと吟味して選んだ時計やジュエリーたち。そうして迎えた“相棒”たちは、今も変わらず私の手元にいます。
不思議ですよね。雑に扱っていたわけではないけれど、あの頃の時計たちはなぜか手元に残っていない…。
でも同じ人間が何年も愛用しているのに、、心を込めて選んだものは、なぜかきちんと残るんです。
大人になるにつれ様々な節目を迎えたりしますよね。
成人、結婚、出産、晴れの日、30代突入記念、就職、転職、昇格などなど。
私の持っている時計やジュエリーも、そんな節目に「自分へのご褒美」として迎えたものが多いです。
その瞬間を思い出として刻んでくれるからこそ、自然と大切にしたくなるし、長く使いたくなる。
そして、そんな風に心を込めて選んだアイテムを身に着けると、なんだか気持ちがシャキッとするんですよね。
今日も頑張ろうって、前向きになれる気がします。

スマホで事足りる時代にあっても、あえて腕時計を身につける――。
そのさりげない選択のなかに、大人の女性としての品格が宿るのではないでしょうか。
時間を聞かれたときに、ポケットやカバンからごそごそとスマホを出して確認する姿と、腕元で、すっと時間を確認できる姿。
どちらの方が美しいでしょうか。
丁寧に選んだ一本は、時間を知るためだけの道具ではなく、
自分の価値観や美意識を映し出す“静かな主張”になります。

大人の女性の身だしなみのひとつ、そして人生の節目を刻む存在として。
腕時計は、女性らしい美しさと知性をそっと引き立ててくれるような気がします。
ふと手元を見たときに感じる、誇らしさや前向きな気持ち。
それこそが、大人の女性にとって本当に大切な“時”なのかもしれませんね。
皆さまもひとつの節目に、自分らしい一本を。
そんな気持ちのきっかけになってくださったら幸いです♪
今日のブログは長くなってしまいました~。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。