新開発ムーブメント「5X63」搭載。アストロンが次のステージへ

2026年6月に発売されたアストロンの注目モデル「HAB004J」。
セイコー創業145周年を記念した世界限定2,000本(国内800本)の特別モデルですが、この時計の本当の価値は限定モデルであることだけではありません。
アストロン史上でも大きな進化となる新キャリバー5X63と、全く新しいスマートスイッチ機構を初搭載したモデルだからです。
今回は、「何が変わったのか」「ユーザーにとって何が嬉しいのか」を中心に解説します。
HAB004Jの基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 品番 | HAB004J |
| 価格 | 330,000円(税込) |
| 発売 | 2026年6月 |
| 限定数 | 世界2,000本(国内800本) |
| ケース素材 | チタン(ダイヤシールド) |
| ケース径 | 43.4mm |
| 厚さ | 12.4mm |
| ムーブメント | GPSソーラー 5X63 |
| 防水 | 10気圧防水 |
| 付属品 | 専用シリコンストラップ付属 |
◆最大の進化① 新キャリバー5X63
今回のHAB004Jで最も注目すべきポイントです。
従来のアストロンGPSクロノグラフは5X83系ムーブメントが主力でした。
しかし今回搭載された5X63は、単なるマイナーチェンジではありません。
サブダイヤル配置が劇的に改善

従来モデルでは情報量が多く、やや複雑に見える印象がありました。
新型5X63では
- 3時位置
- 6時位置
- 9時位置
にサブダイヤルを均整よく配置。
シンメトリーなデザインとなり、視認性と高級感が大きく向上しています。
◆クロノグラフ性能も進化
時計愛好家の間では、
「24時間計測になったのが地味に嬉しい」
という声も見られます。
旅行や出張だけでなく、
- レース観戦
- 長時間イベント
- アウトドア
などでも活躍する仕様になりました。
◆最大の進化② スマートスイッチ機構
個人的にこちらの方がユーザー体験を変える進化だと思っています。
今回初搭載された
「スマートスイッチ®」

は、工具不要でブレスレットとストラップを交換できる新機構です。
なぜこれは革命的なのか
従来の時計は、
- バネ棒外しが必要
- ケースを傷付ける不安
- 店舗に持ち込む手間
がありました。
しかしHAB004Jではボタン操作だけで着脱可能です。
つまり、
平日
チタンブレスレット
↓
休日
シリコンストラップ
↓
旅行
その日の服装で変更
という使い方が数秒でできます。
これは今までのアストロンにはなかった大きな魅力です。
◆付属ストラップが思った以上に良い

限定モデル専用として付属するのが、
ブルー×ホワイトのコンビカラーシリコンストラップ。
正直、写真だけだと派手に見えます。
しかし実際には、
- シルバーダイヤル
- ブルーのインダイヤル
- ブルーのチャプターリング
との統一感が非常に高い。

むしろこちらの方が限定モデルらしさを感じます。
◆デザイン面での進化
「セイコーブルー」を現代的に表現

今回の145周年限定モデルは、
1960年代に制定された
「セイコーブルー」
をテーマにしています。
特に魅力的なのは、
シルバー文字盤にブルーを差し色として使った点。
最近のアストロンはブラック系が中心でしたが、
HAB004Jは爽やかで知的な印象です。
ビジネスにも使いやすく、
スポーティーにも見える絶妙なバランスに仕上がっています。
◆サイズ感はどう?
ケース径43.4mmと聞くと大きく感じます。
しかし、
- 軽量チタンケース
- 12.4mmの薄型設計
のおかげで装着感はかなり軽快です。
GPSソーラークロノグラフとしては非常に優秀な数値です。
腕周り16.5cm〜18.5cm程度の方なら十分バランス良く着用できるでしょう。
◇気になる点も正直に
① 限定モデルなので入手難易度が高い
世界2,000本、国内800本。
アストロンとしては人気が集中しやすい条件です。
特に今回のような新ムーブメント初搭載モデルは後から探すのが難しくなる可能性があります。
② サイズはやはり大きめ
海外の時計ファンからも
「もう少し小さいサイズが欲しい」
という意見は見られます。
小径時計を好む方は試着がおすすめです。
◆まとめ
HAB004Jは単なる145周年限定モデルではありません。
この時計の本質は、
- 新ムーブメント「5X63」
- 新機構「スマートスイッチ」
- 新しいアストロンデザイン
という、今後のアストロンの方向性を示す“次世代モデル”であることです。
GPSソーラーの利便性はそのままに、
「時計を着替える楽しさ」まで手に入れたのは大きな進化。
アストロンをすでにお持ちの方にも、初めてGPSウォッチを検討している方にも、非常に魅力的な一本と言えるでしょう。
限定モデルゆえ、気になった時が検討のタイミングです。ぜひ実機で、新しいアストロンの進化を体感してみてください。
